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健康ブームとグルメブーム:エンターテイメントの80年代

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1970年代に入り、日本製品が米国をはじめ、世界中で売れ始めた頃、日本の食生活も大きく変わり始めていました。

前回は世界で活躍する日本製品の風景を切り取りましたが、今回は同時期の国内に目を向けていきましょう。

1970年は外食元年

1970年(昭和45年)にファミリーレストランの「すかいらーく」が第1号店を出店します。

同年の大阪万博では、ケンタッキーフライドチキンが出店、翌71年にはマクドナルド銀座1号店が開店します。

ファーストフード

ファミリーレストランとファーストフードのいわゆる外食が生活の中に入り込んできた瞬間でした。

1973年(昭和48年)には、料理マンガの礎を築いた『包丁人味平』が連載を開始します。
料理対決などのエンターテイメント性が、後のマンガやグルメ番組に影響を与えました。

外食元年までは1960年代のサザエさんに描かれているように、ホテルやデパートのレストランでの食事はちょっとした記念日のぜいたく事でした。

ところが、70年以降、お手軽なファーストフードやファミリーレストランで食事をするのは日常的なことになり、食の欧米化が一段と加速しました。

健康ブームを繰り返す。

以前お伝えした『紅茶きのこ』(1974年)にはじまり、1982年(昭和57年)には第1次豆乳ブームが起こります。

同年『キューサイ青汁』が発売され、野菜不足を健康食品で補うという流れが出てきました。

翌年の1983年には、大塚製薬が『カロリーメイト』を発売。おやつ感覚で栄養分をとるという利用方法が認知されていきます。

80年代グルメブームはじまる。

上記であげたような食生活の変化は、80年代にグルメブームとなって花開きます。

その火付け役となったのが、1983年(昭和58年)に連載が開始された『美味しんぼ』でした。

料理や味、食材についての知識や情報を料理人ではなく、食べる側が語り、究極と至高の料理を求めることで、本来なら料亭などで提供されるような高尚な食のエンターテイメント性がぐっと身近になり、作中に出てくる「究極の料理」の「究極」が1986年の流行語にもなりました。

この流れは、80年代後半のバブル景気に入ると、高級イタリアン(イタメシ)などでの食事が一種のデートコースの定番になるなどの社会現象となります。

レストランでディナー
お刺身

飽食の裏側で・・・

このように飽食の時代に突入した日本でしたが、1983年にアフリカのエチオピアでは、100万人が餓死したといわれるエチオピア大飢饉が起こります。

これに対して、1984年イギリス、アイルランドのロック・ポップス界のスーパースターたちが立ち上がり、『Band Aid(バンド・エイド)』を結成。
チャリティプロジェクトとして、「Do They Know It’s Christmas?」をリリースし、大成功を収めます。

これに触発された米国側のアーティストたちも『USA for Africa』を結成。
1985年に「We Are The World」をリリースしました。

米英のスーパースターたちのこのアクションは、1981年から放映開始されたMTVなどを通して放映され、世界中に一大チャリティブームを引き起こしました。

これらプロジェクトの動機や行いは真に高貴なものではありましたが、皮肉なことにテレビから流れるスーパースターたちと飢餓に苦しむ多くの子供たちの映像はよりエンターテイメント化され、見ている者にまるで「対岸の火事」を眺めるような大きなギャップを生むこととなります。

キリスト教圏のクリスマスには寄付をするという文化のない日本において、チャリティも一種のファッションのように捉えられた一面もあったのかもしれません。

60年代後半に米国から「エコノミックアニマル」と揶揄されたビジネスマンたちは、バブル時代には「24時間戦う」企業戦士としてフル稼働し、価値観の多様性を持つ若者が「新人類」と呼ばれるようになります。

好景気を押し上げるように商品やサービスの名コピーが多数生まれ、それと同時に「三高」、「ダサい」や「アッシー」、「メッシー」、「オバタリアン」、「おやじギャル」に「ネアカ」、「ネクラ」、「オタク」など、特徴を印象的な言葉で切り取り、イメージだけでカテゴリー分けして揶揄するような風潮も顕著になっていきました。

健康食品業界では、1988年に「食物センイを飲む」というコンセプトの『ファイブミニ』(大塚製薬)が発売され、機能性飲料ブームが起こり、食品にもより機能性を求めるようになっていきます。

次回は、いよいよ健康食品業界の成長期に入る出来事をご紹介いたします。

今回のまとめ

1970年の外食元年より、ファーストフードやファミリーレストランの出現は日本人の食生活を変えました。
80年代に入り、料理マンガをきっかけにグルメブームが起こり、飽食の時代に突入します。

参照:

ウィキペディア【料理・グルメ漫画

ウィキペディア【バンド・エイド

ウィキペディア【バブル時代


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